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Technical Manuals(7)

追補


パンザマストをお使いの方を中心に数件のご質問がありましたので、資料について補足いたします。

A:価格の出し方

パンザマストで#3以外の番手を頂部にお使いの場合の追加価格は以下の通りです。

#0に装着するパーツ #1に装着するパーツ #2に装着するパーツ
亜鉛メッキレール 21,300 21,300 21,300

例)R109、亜鉛メッキレールの場合の価格

#1(21,300) + #2(21,300) + R309(224,000) = 266,600[円]
となります

※ 2019/11 価格表と一致するよう更新。


B:テクニカルマテリアルの4頁、構造計算書について:0番パンザでの昇降機耐風圧は?

この構造計算書は、昇降機の各パーツの耐久について計算したものですので、 昇降機はこの条件の範囲内でのご使用について、風害に対して耐えられることを示します。

一般に、支点の曲げモメントを求め、この力が各部品にどのように加わり、 これに耐えられるかを検討して使用する部品の規格を選定してあります。 従いまして昇降機自身の対風圧は、地上高・取り付けたパイプの長さ・アンテナ系の受風面積のみに 依存し、パンザマストの対風圧に関しては別途考慮する必要があります。

この対風圧については以下の資料でご検討ください。

頂部の使用パンザ番号 0番1番2番3番
頂部の許容張力(kg) 70120 185230
新日本製鉄(株)資料より

例として、昇降機を装着しない場合を計算してみます。 (昇降機を装着した場合は、レール2本でパンザマストを補強する構造になるため、より強固になります)

使用パンザ:R109(全長15.42m、地上高12.92m)
パイプ:48.6φ 3.6m風圧面積0.09m2
アンテナ:ナガラ電子 TA-341風圧面積0.99m2 地上高14mに設置
平均風速:30m

風速圧(q)パイプ:14.52 √13.8 = 53.9
アンテナ:14.52 √14 = 54.3
風圧力(W) = 風圧面積 × q × 係数(C)
支点曲げモメント(M) = W × 支点からの距離
パイプW = 0.09×53.9×0.7 = 3.4
M = 3.4×0.9 = 3.1
アンテナW = 0.99×54.3×0.7 = 37.6
M = 37.6×1.1 = 41.3
上記計算より、この設備では安全率を2.7倍に見込めます。


C:納期について

ご注文時に個別にお問い合わせください。

目安は次の通りで、合計4週間前後となります。
  1. 独自部品製作に2週間程度
  2. メッキ処理に1週間
  3. メッキ業者への持ち込み曜日は決まっているので最大1週間
  4. メッキ後に不都合のある部分の処理(※)に数日
  5. 運送会社によるお客様への配送時間
※ : メッキ処理により穴が狭くなっている部分、盛り上がっていて組み立てや動作に支障がある部分、などを処理。

(注意) 部品の在庫状況や材料のメーカー在庫等、不確定要素があるのでこれより伸びる場合がございます。


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