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Technical Manuals(6)

FAQ~よくある質問~


Q:ワイヤー切断による落下の心配はないか。
Q:ウインチは電動式にできないか。
Q:塗装仕上げのパーツは錆や耐久性に問題ないか。
Q:コン柱の周りに屋根があって下まで降りない。下の1~2段は取り付けなくてよいか。
Q:組立は素人でもできるか。
Q:アンテナはどの程度のものが揚げられるか。
Q:規格外のコン柱等に取り付けできるか。
Q:補修用のパーツは供給されるのか。
Q:建築基準法との兼ね合いは。


その他、技術的な疑問点がありましたら、製造元(トイ電子)まで封書でお問い合わせ下さい。 建築士ほか専門スタッフがお答えします。
(内容を慎重に検討し、正確な情報を提供するため、電話による質問はお受けできません。)

Q:ワイヤー切断による落下の心配はないか。

A: 開発当初は落下防止策の検討を行いましたが、
  1. 安全率を充分見込んである(100kgTYPEで10倍以上:通常は3倍)。
  2. 昇降定点*1以外の位置にアンテナを向けておくことで、万一の落下はキャップの位置で止められる。
  3. 屋外で長期にわたり使用するためなるべく簡単な構造が望ましく、錆やゴミの付着などで誤作動するような事があってはならないこと。
の理由で考慮してありません。(クランクアップタワーにおいても対策されてない。)
なお、工事ミスはいかなる工作物でも事故につながる可能性がありますので、ミスのない作業が必要です。(ワイヤークリップの締め忘れなど)
ワイヤーの定期点検*2(特にワイヤークリップ付近の金属疲労)、定期交換等の配慮は必要です。 補助ワイヤーとフックを使用し、移動部を上昇点で固定する工事例もあります。 万一の落下で重大な影響を被ると予想される場合は、この工事例と上記定期点検期間の短縮・強化を検討して下さい。これは他のタワーと同様です。

*1昇降定点
アンテナを昇降する際に向けるべき方向です。この方向を昇降定点と呼称しま す。昇降定点はアンテナを設置するときと同じ方向になり、昇降定点以外で は昇降できません。当然、下降したままアンテナを回すことはできません。

*2ワイヤーの定期点検
本製品を安全にご使用頂くために、定期的な点検保守をお願いしています。
ワイヤーの異常やクリップ周りの金属疲労:適宜(6ヶ月程度)
ワイヤーの交換:2~5年毎
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Q:ウインチは電動式にできないか。

A: 電動化は可能です。
標準品は手動式となっていますが、これは次の理由によります。
  • 巻き上げにはクランクアップタワーに比較し数分の一の力で済む。
  • 所要時間は2~3分程度である(100kgウインチにて)。
  • 昇降定点の確認と上昇中の異常発見が容易。
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Q:塗装仕上げのパーツは錆や耐久性に問題ないか。

A: この焼付け塗装はそのままでも通常の環境では10年以上使用可能と思われますが、 2~3年に一度ペイントする事で使用可能年数は延びます。
塗装面積が少ないことと、1.8mごとに足場があるので自立タワーなどに比べ塗装などの メンテナンス作業は楽と思われます。
尚、なるべく手間をかけたくないとか、海岸など腐食の激しい地域に設置される場合はステン仕様のSTYPE、 または亜鉛メッキ製品をお勧めします。亜鉛メッキ製品は高温処理の為、若干ソリ、曲がりが発生しますが、機能上の支障や錆等のメンテナンスは必要ありません。
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Q:コン柱の周りに屋根があって下まで降りない。下の1~2段は取り付けなくてよいか。

A: 構いません。
費用は安くなりますが、取り付けやメンテナンス作業位置が高くなります。
価格は価格表「レールの段数」に対応します。
ご注文の際は、たとえば「CT17にレール4段」と明示してください。 ワイヤーは必要分実費で添付します。(m当たり 4mm400円 5mm550円 6mm700円です。)
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Q:組立は素人でもできるか。

A: 15kgのキャップを取り付けられるかがポイントです。
頂部で両手を自由に使え、15kgの重量物を持ち上げられる方は問題ないと判断します。
高所作業が中心ですので自信のない方はハムショップや電気工事店などの専門業者へ工事を依頼されるようお勧めします。
所要時間はアンテナ取り付けを含まずに2人で概ね4~6時間でした。
もしご自身で工事される場合は、事故が発生しないよう充分な配慮が必要です。
尚、1992年12月号「CQ」誌に設置例の投稿がありますのでご参照ください。
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Q:アンテナはどの程度のものが揚げられるか。

A: 総重量100kg、受風面積3.7㎡のアンテナ装置が、平均風速30mに耐えます。
具体的には
144MHz 12エレ×4
430MHz 25エレ×4
7,21,28MHz 4エレ
を一度に搭載可能です。
積載限度はカタログ等から計算し、総重量と受風面積が上を超えないようにします。
移動部滑車がどの位置にあっても上記の条件を満たすよう設計してありますが、 レール継ぎ目のブラケット周りは特に強靭なので通常は滑車をここに置くようにします。
アンテナやマスト等を守るためにも、強風時はなるべくアンテナを下限まで下降し、 滑車をブラケット位置に留めるようにします。
なお、 技術資料5ページに重量アンテナ(300kgまで)を積載する場合の記事がありますので、併せてご覧ください。
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Q:規格外のコン柱等に取り付けできるか。

A: 17mまでのコン柱と、#3を頂部とするパンザマストは、規格品として即納できます。 それ以外の形状では特注扱いですので、1ヶ月程度の納期がかかります。
標準コン柱または標準パンザ以外の立柱の場合は、バンド位置(上から1.8m毎)の直径または柱の寸法図を注文時に添付して下さい。 これは、レールをまっすぐに取り付ける為、スペーサーの長さを調製する必要があるためです。
施工例写真中、ビル屋上自立型角柱に取り付けた例がありますのでご参照ください。
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Q:補修用のパーツは供給されるのか。

A: すべてのパーツは補修・継ぎ足し用に単品で販売しています。 別途パーツ価格表をハガキでご請求ください。
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Q:建築基準法との兼ね合いは。

A: 地上から15m以下の工作物は建築基準法の届けは必要ありません。 従って17mのコンクリート柱までは許可なしで立てることができます。 (埋め込み2.5mを引くと地上高は14.5mとなる)
本体部分が15mを超える場合は当社またはお近くの建築専門家にご相談ください。
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